多くの企業が本社を構える日本の首都「東京」。ここ東京には、多くのグローバル企業、外資系企業があり、海外と関わりの仕事も多くあります。
また、2020年には東京オリンピックが開催されます。今後オリンピックに合わせて、インバウンド(訪日観光客)を取り込もうという流れが活発化してくることが予想されます。
こう言った背景から、東京には、外国人が正社員として働くチャンスが多くあります。ここでは、東京の正社員求人について見ていきたいと思います。
語学を生かした仕事に就く
外国人のメリットを生かして働くには、やはり語学を生かすのが手ではないでしょうか?日本人と全く同じ土俵で勝負するとなると、どうしても日本人の方が有利になりますよね。
日本人は、あまり英語などの語学ができる人が少ない傾向にあります。そこで、まずは語学を生かした仕事にフォーカスを当ててお話しますね。
英語を生かした仕事に就く
語学を活かした仕事に就く。その中でも需要があるのが、英語使った仕事になります。
例えば、外資系企業では、外国籍の社員も多くいるので、英語でのやり取りが必須となってきます。
また、日本に進出している外資系企業はグローバルに展開しているので、守備範囲もグローバルとなります。そして、社内においても本社とのやり取りや、シンガポールなどアジアの拠点とのやりとりも発生します。こう言った際、英語でのやり取りが必要となってきます。
また、グローバルに展開している日系企業も東京には多くあります。ビジネスレベルの日本語が必要となりますが、外資系同様同様チャンスがあります。特に、外資系企業を顧客に持つ会社などでは、外国人が活躍できる仕事もあるでしょう。
ただ、英語はあくまで仕事をする際の手段であり、あくまで重要なのは、仕事力であり、人間力になります。よって英語ができれば即採用というわけではありませんが、日本人は英語があまり得意でない分、英語がネイティブレベルなら、ひとつの強みとなるでしょう。
英語が必要とされる企業
英語が必要とされる代表的な企業としては、外資系企業と日系のグローバル企業が挙げられます。
外資系企業
英語力が必要とされる企業として、まず挙げられるのが外資系企業です。外資系企業なら、企業文化も海外ベース、そして従業員にも多くの外国人がいるので馴染みやすいでしょう。特に母国資本の企業であれば、仕事がやり易い環境にあるでしょう。
日本、特に東京には、アジアの重要拠点として、ブランチを構える企業も多く、職種も多種多様にあります。例えば、消費財系ならP&G、Unilever、IT系なら、Microsoft、Dell、HP、Oracle、製薬会社なら、pfizer、Bayer、lillyなど、挙げて言ったらきりがないほどです。
外資系企業で多いのは、アメリカ系ですが、その他にもドイツなどヨーロッパ系の企業も多いです。
日系のグローバル企業
日本企業も多くの企業が海外進出しており、海外とのやりとりが発生します。よって、英語力のある人材需要は常にあります。ビジネスレベルの日本語力があれば、日本人同様に応募することが可能です。
特に、外国企業とのやりとりがある企業なら、顧客となる外国企業に対応する仕事などがあるのではないでしょうか。
中国語を生かした仕事に就く
最近では、中国と経済的なつながりが強くなっています。多くの企業が中国に工場を建てたり、また、消費大国という視点から、中国マーケットに進出する動くも活発化しています。こう言った背景から、中国語人材の需要も右肩上がりです。
また、インバウンド(訪日観光客)について見ても、メインターゲットは中国など中華圏の旅行客となります。訪日旅行関連で見ても、求人需要が増加傾向にあります。
よって、中国語を話せる人材についても、仕事に就くチャンスは広がっています。
店員・サービス・営業など幅広い活躍の場
まず、東京での中国語関連の業務にはどのようなものがあるのでしょうか?
東京には多くの商業施設やブランドショップがあり、中国人観光客は日本でのショッピングにも時間を費やします。
店舗では言葉のやり取りで苦戦する場面が多いのが現状で、そのため中国語ネイティブのスタッフを雇用するようになりました。多くの場合はアルバイトのようですが、社員としての求人も時折見受けられます。
観光の拠点という点では、インターナショナルホテルにも仕事のチャンスがあるかもしれません。特に中国人や台湾人が多く宿泊するホテルであれば、需要は高いのではないでしょうか。この場合、英語も話せた方がいいでしょう。
企業での募集もよく見られます。例えば、中国の企業と取引をしている日本企業では、中国側の企業とのコミュニケーションは、確実な納品のためにはとても重要なことです。納品が遅れたり、漏れがあったりすると、業務全体に支障や損益がでることもあり得るからです。
そのため、中国との窓口としてネイティブの中国人スタッフを雇用しているところがあるのです。まさしく日中の架け橋的な仕事だと言えますね。
もしあなたがIT関連の技術や経験があれば、プログラマーやSEなどの求人にもチャンスがあります。東京にも多くのIT関連会社がありますので、そこであなたの技術を生かすのも一つの方法ですね。
競争率も高い東京、効率的な転職活動をしよう
東京には仕事のチャンスがいっぱい。しかし、一つ大きな「壁」があることも事実です。それは、高い競争率です。先述の通り、東京には仕事を求めて日本人・外国人問わずたくさんの人が集まってきます。
求人数も多いのですが、圧倒的に多い希望者のために競争率は自ずと高くなってしまいます。転職活動をしていて、なかなか決まらないことがあるかもしれません。しかし、断られても出来る限り何度もトライしましょう。
効率的な転職活動におすすめなのは、「リクルートエージェント」などの転職エージェントの利用です。
【関連記事】 リクルートエージェントを使って転職活動する
転職エージェントでは、求人情報を簡単にチェックできるだけでなく、コンサルタントによるアドバイスを受けることもできるのです。
転職活動や面接は独りよがりでは上手くいかないことも多いものです。日本の企業風土や習慣に不慣れな外国人であれば、なおさらのことです。
そんなときは、プロのコンサルタントにいろいろアドバイスしてもらいながら、転職活動を進めていくといいでしょう。